◆救急科専門研修プログラムの募集について
当院は日本医科大学の附属病院の一つです。日本医科大学救急医学講座の一角として独立した救急科専門研修プログラムを持っています。
日本医科大学武蔵小杉病院は、大学病院として各診療科が充実しているのも当院の特徴です。各科との敷居は低く、相談しやすい環境にあります。大学病院でありながら市中病院としての顔も持つ、当院の特徴と言えます。
◇経験豊富なスタッフと日頃から相談しやすい
救命救急科として7名の医師が常勤していますが、このうち日本救急医学会指導医4名、救急科専門医6名が指導に当たります。主治医グループ制を基本としています。医師3年目であっても主治医として治療方針を決定したり、診療の中心メンバーとして活躍していただきます。スタッフ総勢7名とこぢんまりした医局ですので、経験豊富なスタッフと日頃から相談しやすい環境にあります。
◇様々な症例を経験できる
救急車台数は年間4500件程度と比較的少なめながら、医師一人当たりと考えるとなかなかの数となります。重症から軽症までを問わず応需しており、様々な症例を経験できます。重症例や多数傷病者発生に際しては緊急招集もあり得ます。夜間の緊急手術なども対応しております。救急専門医取得に必要な症例数は1年を待たずに充足することでしょう。
◇抗菌薬適正使用支援(Antimicrobial stewardship:AS)活動
当科には、日本感染症学会認定の感染症専門・指導医もおり、日常的な院内外の感染制御チーム(Infection control team:ICT)活動に加え、抗菌薬適正使用支援(Antimicrobial stewardship:AS)活動を多職種チーム(医師・薬剤師・臨床検査技師・看護師)で活動しております。重症感染症が直来する機会が多い救命救急センターでは、この感染症専門・指導医が救命救急科スタッフと適切な抗菌薬使用に関して日常的に議論し、治療方針を決めております。
当院独自のASツールとして、当院のAntibiogram(施設における病原菌の薬剤感受性の集計)を基に「主要抗菌薬のスペクトラム表」を作成し、いわゆる「抗菌薬使用の可視化」を目指し、日常AS業務と研修医・専修医など若手医師の適正な抗菌薬治療の習得に役立てております。救急医療・医学と感染症診療、特に抗菌薬の適正使用を習得したい若手医師大歓迎です。
◇勤務・非番にメリハリを
勤務に際しては勤務・非番のメリハリを利かせた勤務体制を目指しております。非番を利用し日本医科大学 社会人大学院 へ通い学位取得を目指すなど、多様な選択肢を実現可能です。Off the Job Trainingへの参加(受講・インストラクター参加問わず)を積極的に励行しており、院内でのコース開催も行っています。